2012年4月9日月曜日

メモ(イメージ)

自分用のメモです。

http://web.archive.org/web/20010602025922/http://homepage1.nifty.com/~westvill/column.html

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一日1-6時間。
練習メニューとしては
大まかに形を速描、ゆっくり精密描写、
模写、思い出し模写(対象を見ないで模写)
あと、目をつぶって頭のイメージに集中して線を描く訓練。
全体を見て描くための、周辺視の能力をあげるために紙の一点だけ
見て絵を描く訓練など。

だいたいこのメニューで1,2ヶ月くらいやると絵の描き方が
根本から変わってくる。半年くらいで絵のレベルが別物になってくる。
1年もやると今まであまり描かなかったものとかがそらで描けるようになってくる。
2年くらいで紙上にイメージが見えるようになってくる。

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その"線に邪魔される感覚のある描き方"から
"邪魔されない感じの書き方"にシフトしていくんだよ。
まとめサイトの人も「イメ描きやると根本的に描き方が変わる」と言ってるね。

線に邪魔されるというのはつまり、
頭のなかのイメージを直接描いてるんじゃなくて
手で描いてる割合が強い、というわけ。
(手というか、脳の使う部分の違いと言えるかな)。

イメージ描きの到達点は、頭の中と腕を直結させる感じ。
このクラスになると"描く"んじゃなくて
頭の中のイメージを保ちつつ腕を同期させていったら
結果的に絵が出来上がるという感覚。(それを無意識にやってる)

練習では、線を引くことの方にはまったく意識を向けずに
思い出す・イメージを見ることに重点を置く。
線はラフに引く。一回できれいな形をとろうとするのではなく
素早く引いて、描き進めていって形がイメージと違っていたら
重ねて線を引く。強引にイメージに近づける。
意識はイメージ9割、紙に1割って感じ。

漏れの場合の感覚の話だから当てにならないかも。
とにかく線を引き方が重要。形を描くために線を引くんじゃなくて
ああいう風になれ~って願いながら腕を動かす感覚。
漏れは昔からこういう描き方してたからイメ描きも
1年ぐらいで慣れた。

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見本となる資料を凝視→頭の中に記憶した情報だけで描いてみる→見本にした資料を見て間違いを修正。
コレ繰り返してたら、見なくても描けるようになるよ。
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学校の勉強と違い、答えがどこにころがっとるかわからん
組み立てるアタリではなくて、外形の輪郭線だけを拾うのが、イメージで描くということの答えだった
このアタリの場合、内部の構造を描いてはいけない
というか、切り抜きみたいな輪郭線だけで描く、というのもアタリになるのだと今日知った
ちなみに俺は相当要領悪い人間だが、これに気付くのに20代後半から絵を描き始めて3年かかった
要領のいい奴ならもっと早く気付くだろう

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それで結局、イメージするにも、知らないものは描けないって事に皆行き着くんだよ

見れば描けるって人は、基本の英文法はもう理解してるんだが
覚えてる単語が少ないから、辞書が無いと簡単な英文しか翻訳できない人に似てる
知ってる英語の翻訳はスラスラこなすが、知らない単語が出ると避けてるから
いつになっても成長しない

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イメージがぼやけてしまうのは対象物(ここなら大抵は人間かな?)の細かい所まで
観察した事が無いからです。人は何かを見ている時、かなり大雑把にしか見てません
からね。

そこでデッサンや模写をする事で、細かい所まで観察をするんですよ。その経験が
脳内の映像をより鮮明にする事に繋がっていくんです。

どうしてもデッサンや模写がやりたくない人は、とにかく対象物を良く観察する事です。
好きな絵描きの絵とか、道を歩いてる時の風景とか、視線を絵筆に見立てて脳内
スケッチをするわけです。

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いきなり参考資料もなしにイメージだけで描くのは危険だ。
なぜならそれは一部の天才を除き、実現不可能だからだ。
できれば天才であって、輪郭のはっきりとしない印象・インパクトを
絵にできるほうがいいのだが。これは芸術家の域である。

やってみて無理だったら、おとなしくデッサンを学ぶなり
参考資料を集めて多くの様々なパターンの絵を描こう。
それがパーツや輪郭の情報の収集である。
情報の収集が十分に出来たとき、イメージを絵として
具現化できるようになる。それまでは不明な部分は参考資料を
そろえ、誤魔化さずに正確な情報を仕入れることだ。

イメージで描くことに拘り、描かない(描けない)のは愚の骨頂だ。

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最初のうちはデッサンや模写でやったモノがイメージの元になるんだよ。
慣れてくるといちいち模写しなくても見ただけでイメージの元に出来るようになってくる。
これはホント。俺がそうだから。

昔は行き当たりばったりで描いてて、顔とか正面、斜め、真ん前くらいの
3パターンくらいでスゴイ記号書きしてた。描きなれないものは
資料とか見て精密に模写しないと描けなかった。

今は描く前に全体の形を思い浮かべてから描いてるが、猫とか馬とかも
普通に描ける。練習したわけでもないのに。

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センスじゃないよ。俺も昔はぜんぜん出来なかった。
やろうとしてなかったし、そんな事できると思ってなかったから。

だが絵関係の会社とか入ってみると
いろんなモノをすらすら描いちゃうような人がいるのね。
そこで自分では今まで模写して形を憶えたものだけだんだん
描けるようになるもんだと思ってたけどそゆ人達を見て
カルチャーショックがあって自分の既成概念が壊された。
で、上手い人と話してると根本的にスゴイ上手いって感じる人は
みんなそうしてるっぽいんで自分でも挑戦してみた。数年かかったけど出来るようになった。
超能力でもないし才能でもない。単に思い浮かべて描こう、ってのを
ひたすら集中してやってるとだんだん出来るようになってくる。

自分も今では彼らと同じ事が出来るようになってみてこれが
根本的なことだ、ってのを実感出来る。

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練習の仕方によるのかも。
何回か描いたものって見なくても描けるようになるじゃない。
ある程度デッサンをやったら、イメージだけで起こしてみて
それで描き切れない部分は次にデッサンをやるときに
重点的に意識してみてはどうだろう。
それを続ければ人体デッサンなら人体で描けない部分は
なくなるっすよ。口で言うから簡単なんだけどね。

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模写ってもんは答えを写し書きしてるようなもんだからイメージ力はつかんだろ。

数学の勉強で計算をせずに答えだけ書いてるようなもんで、同じ問題(絵で言う同じ構図、角度)が
でたときは解けるが、解いたことの無い問題にはまったく手が出ない。
だから根本である計算力(イメージ力)を鍛えんと全然前には進めないってことかの。

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思い出し模写かな。
とりあえずは簡単な構造のもんを見て描いて、続いて見ずに描くってのをやってみたらどうだろう。

見て描く際にその対象をじっくりと見て、ここはこうなって、ああなって・・・と描きながら
覚えていく。
頭の中でその対象の、たとえばへこんだ部分があれば、そこを指でさわるようなイメージなんかを作りながら
とにかく対象の構造を把握していく事が肝心。
これは見て描いている視点とはまた違う視点を頭の中で想像してみるのが重要って事ね。

で次は見ずに描いて見る。
この時に頭が真っ白でペンが動かない、って場合でも、落ち着いてとにかく頭の中で対象の物を思い浮かべて見る。
頭の中に少しでも出てきたらそれがイメージ。その「少し」をとにかく描いて見る。
そうすると、その少しのイメージに連動してイメージが出てくると思う。
これは情報として蓄積した物で、つまりはここがこうならこうなるはずだという、イメージとはちょっと違うものかもしれない。
これが曲者で手癖なのか、そうじゃないのか、なかなか最初は区別が付かない。
描いて見ておかしかったら手癖。口から、いや、手からでまかせ、要反省。でも気にしない。とにかく思い出しながら描く。

ここでいう情報とはつまりは、この対象はここがこうなってて、あれがあーなってる、といった対象の構造の知識の事で
これを蓄える事がじつは立体をイメージするって事には大事だったりする。
たとえばモンスターなどの現実にいない物を、破綻せずに描ける人は全くの無から想像して描いてるんではなくて、
今いる生き物の身体の構造に詳しく、それを色々自分のイメージとつぎはぎしてるんですな。(もちろんその前提にはその構造を
イメージできるくらいの鍛錬があってこそ)全く知らない物をイメージして描くってのは無理です。

2 件のコメント:

  1. これ、僕もかつて行き着いたやつですね。
    僕は結局のところ、テンプレートの作成をすべき、という解釈をしました。
    つまり「この図柄なら、あの作者だ」と言われるぐらい特徴のある図柄(タッチ)を作り出す、ことがイメージ描きだと思うんですよね。

    となると、やはり時間が必要になってくるんですよ。
    道のりは長い!

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  2. イメ描きはまだ良く分かっていませんが、
    力を伸ばす良いヒントになりそうです。

    えーごさんの仰る特徴のある図柄は重要ですね。
    荒木飛呂彦さんの講演会でも「遠くから見ても誰が書いたか分かる絵」
    の重要性を説明していました。

    イメ描きについて、理解していないものはボンヤリとしかイメージ
    できないので、対象の構造を理解して頭の中のイメージを
    ハッキリさせることが第一歩なのかなあ・・・と自分は考えています。

    そこから先の、脳内の映像を出力する方法が分からんです。

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