昔から答えの出ないことについてグルグルと悩む癖があり、
特に仕事の理不尽な事に対する悩みで2:00~3:00まで寝付けず
寝不足になるという状態がよくありました。
マインドフルネス・瞑想などを試みたりしましたが
一時的に改善さるものの、グルグル思考に頭が支配されて
日常的にズーンと何だか重いものが胃にぶら下がっているような
不快な感覚が抜けずにQOLが低下しがちです。
まーこれは性格なのでしょうがないか・・・
と半ばあきらめていましたが、本当にそうなのか?
悩みが少なくハキハキしている人に比べて
何か頭の働きに違いがあるのでは?と疑問に思い
「悩まない脳の作り方」という本を読んだところ、
脳の働きを意識すれば改善できる可能性があることが分かりました。
参考になった箇所をメモとして残します。
----------------------------------------
~「悩まない脳の作り方」のメモ~
・脳は機能ごとに8つの脳番地(グループ)に分類できる。
①思考系(物事を考えたり判断をする)
②運動系(手足・口などに指令を送り体を動かす)
③伝達系(言葉・身振り・表情等のコミュニケーション)
④理解系(目・耳から得た情報を整理)
⑤記憶系(感情・知識・出来事を記憶し必要な時に思い出す)
⑥視覚系(目で見た情報を集約)
⑦聴覚系(言語・音など耳で聞いた情報を集約)
⑧感情系(喜怒哀楽)
・よく使う脳番地は成長し、あまり使わない脳番地は成長も未熟
・普段使わない脳番地を使おうとすると、うまく働かない。
・未熟な脳番地が原因で他の脳番地もうまく働かない。
→脳は怒り焦りなどの「マイナスの感情」を作り出す。
・心が悩むのではなく脳が悩むのである
・「悩み」と「感情」は脳では別物
・バランスよく脳を鍛えると成長する。
・脳番地と脳番地の間の成長と衰えの差が大きくなり、
アンバランスになると悩みが起こりやすくなる。
・感情は行動の原動力・抑止力になる。が悩みを悪化させるのは感情系脳番地。
・感情系脳番地から生まれた「感情」と「悩み」を区別・線引きする練習が必要。
・感情系脳番地は右脳にも左脳にもある。
・左脳:言語化された具体的情報・・・自分の気持ちを生み出す
・右脳:非言語・抽象的情報・イメージ・・・人の気持ちを推し量る
・左右の感情系脳番地の成長が偏ると感情が乱れる。
・悩みとは脳が答えを出せずに思考がループして右往左往している状態
・日頃使っている脳番地は強くなるが、同じことの繰り返しだと
刺激がなくなり働きが悪くなる。
・マンネリ化して慢性的な疲労を感じるようになる。
・過去の出来事に後悔するのは「記憶系脳番地」と「感情系脳番地」の結びつきが強く、
何度も思い返して強化してしまっている状態。
・脳が古い記憶・情報にとらわれてしまった時は、新しい情報を加えて記憶を上書きする。
→脳は新しい情報を処理するために、自然と悩みの原因となる記憶を
思い返すことが少なくなる。
・記憶系脳番地は何度も思い返す情報ほど、より強く記憶する脳番地。
・その性質を利用して、楽しかった時の記憶を頭の中に刻み付ける。
・仕事・勉強は余計な感情を挟まない方が効率を上げられる。
・何かの動作を「感情系脳番地をオフにするための儀式」にする。
・作業時間を短く設定すると感情が入る余地がなくなる。
・感情のスイッチをオフにする簡単な方法は1度に2つのことを脳にやらせる。
→脳が一度にうまく実行できるのは2つの動作まで
→音楽を聴きながら勉強する
試しに読書しながらキーボードでメモを取ったら
キーボードを打っている間は感情がオフになった。
・必要以上に不安がるのは感情系脳番地が発達しているパターンが多い
→過剰な想像が脳の中をぐるぐる回ってしまっている状態。
→頭ではなく体を動かして悩みのスイッチをオフにする
・なかなか気持ちを切り替えられない
→脳はその時思考している「メインテーマ」に支配されやすいので
新しい感動を取り入れて思考するテーマを切り替える
(楽しむ気持ちを忘れない。前向きな気持ちで取り組む。)
・出来事を思い出して楽しさを記憶に定着させる。
→手帳に出来事を書き留めて、数日後、数か月後に読み返してみる
----------------------------------------
本の中のチェックリストから、現在の自分の弱い脳番地は
運動系・伝達系・記憶系だった。特に他人と気軽に会話で
コミュニケーションを取る伝達系が弱いので、ここを鍛える必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿